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リウマチの検査と診断

監修:東京医科歯科大学 名誉教授 宮坂信之 先生

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症状は進行しますか?

実際の経過は大きく4通りに分かれ、"寛解"に至る例も増えています。

1. リウマチの経過

多くの場合、リウマチはゆっくりと進行し、症状が急激にひどくなることはありません。リウマチの初期には、熱っぽい、からだがだるい、食欲がないなどの症状が続いたり、朝方に手指の関節周囲にこわばりを感じます。その後、左右対称に関節の腫れや痛みが起こりますが、これは指などの小さな関節から、やがて全身の関節へと拡がっていきます。

実際の経過は人それぞれですが、具体的には大きく4つのタイプに分かれます ( 図6 ) 。

2. 現在では半数近くが"寛解"し、関節破壊も抑制

リウマチの治療によって、関節痛などの症状が消え、血液検査などの値も正常に戻った状態を“寛解 ( かんかい ) ”とよびます。以前は、この寛解に至る患者さんはごく一部でした。しかし、最近は症状が出たら早めに受診する患者さんも増え、早くから抗リウマチ薬や、必要に応じて生物学的製剤を投与するようになり、半数近くの患者さんが寛解に到達し、関節破壊の進行も抑えられるようになりました。さらには、治療によりリウマチがほとんど進行しなかったり、薬の投与をやめても寛解の状態が続くこともまれではありません。

なお、現在のリウマチ治療の進歩はめざましく、進行型タイプの患者さんはさらに少なくなっていくと思われます。

( 図6 ) リウマチの経過
①進行型
現在のリウマチ治療では改善がみられず、どんどん悪化していく
②多周期増悪型
治療が完全には効かず、長い時間をかけて徐々に悪化していく
③多周期寛解型
悪くなったり良くなったりを繰り返しながら、最終的には症状も下火になる
④単周期型
いったんリウマチの症状が起こったあとに、治療に応じて良くなっていく

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