日常生活はどのように?

日常生活について

関節リウマチ(以下リウマチ)は薬による治療だけでなく、心身の安静と適度な運動、関節に負担をかけない工夫など、日頃から患者さん自身が積極的に療養生活に取り組むことが大切です。
リウマチと上手に付き合っていくためのヒントは、病気とともに楽しく生きようとする意欲と、ストレスを上手に発散させる日常生活の態度・工夫にあります。

  • 日常生活で注意することはありますか?
  • 妊娠・出産はできますか?
  • 予後はどうなのでしょうか?

日常生活で注意することはありますか?

日常生活で注意することはありますか?

体調管理に気をつけ、根気よく治していく心構えをもちましょう。

リウマチ体操を積極的に行うことで、関節の機能が保たれ、筋力が維持されます。また、体調をくずさないように注意しましょう。それには、十分な睡眠や保温につとめ、栄養のバランスをとって適正体重を守ることが大切です。骨のためには、カルシウムやビタミンDを積極的にとる、お酒を飲みすぎない、なども重要です。治療薬については、自分の飲んでいるお薬について、作用や副作用をよく理解し、何か変化や異常があったら、主治医に相談するようにしましょう。できれば、お薬のリストを常に携帯し、万が一副作用が出たときに早めに対処できるようにしておきましょう。
リウマチは経過が長くなることもあります。患者さんも、ご家族も、ゆったりとした気もちで、根気よく治療していく心構えが必要です。

(図14)日常生活の注意

(図14)日常生活の注意

監修:
東京医科歯科大学 名誉教授 宮坂信之 先生

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妊娠・出産はできますか?

妊娠・出産はできますか?

パートナーの理解と主治医の協力で、妊娠・出産も可能です。

治療薬によって避妊が必要であったり、出産後にリウマチが悪くなることもあります。ですが、パートナーの理解と主治医の協力があれば、妊娠や出産は十分に可能です。妊娠・出産を希望される患者さんは、まずは主治医とよく相談してみてください。
なお、リウマチ患者さんの多くは、ご家庭で家事や育児をされている女性です。そのため、ご家族が積極的にそれらをサポートし、リウマチを悪化させるストレスをなるべく軽くしてあげる配慮がとても大切です。

監修:
東京医科歯科大学 名誉教授 宮坂信之 先生

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予後はどうなのでしょうか?

予後はどうなのでしょうか?

治療法の進歩により、治療効果は格段に向上しました。

これまでは、リウマチの発症から10年後には、8割の患者さんがからだに何らかの障害を残し、死亡年齢も一般人口と比べて10歳前後若いとされてきました。しかし、抗リウマチ薬のメトトレキサートや、生物学的製剤が登場するようになってからは、患者さんのからだの機能を改善したり寿命を永らえたりする効果が、これまでと比べて格段に向上しました。また、リウマチ肺や二次性アミロイドーシスなどの重い合併症を起こす割合も少なくなっています。
リウマチとうまくつきあいながら、仕事や家事をされている患者さんはたくさんいます。主治医とよく相談しながら、あきらめずに前向きに、そして根気よく治療を続けていくことが、リウマチ治療には何より大切なことといえます。

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監修:
東京医科歯科大学 名誉教授 宮坂信之 先生
監修:
東京医科歯科大学 名誉教授 宮坂信之 先生

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